もののけ姫

映画『もののけ姫』
引用元: 映画『もののけ姫』/画像提供: TMDB

『人はかつて、森の神を殺した。人面と獣の身体、樹木の角を持つ森の神・シシ神を人はなぜ、殺さねばならなかったのか―。』

おすすめ度
感動する度
心に残る度
作品名
もののけ姫
公開年
1997年
上映時間
135分
監督
宮崎駿
ジャンル
アニメ映画
おすすめ度
TMDb評価
8.3/10
一言紹介
時代は戦国時代。まだ森に神が住んでいた頃のお話―。アシタカは突然自分の村を襲ったタタリ神を討伐した事で右腕に死の呪いを受けてしまう。その後、アシタカは「西に向かえばその呪いを解く何かが見つかるかもしれない」と村の老巫女のヒイ様からお告げをもらい、村を出る決心をする。

「もののけ姫」は1997年公開のアニメ映画映画。 監督は宮崎駿。 時代は戦国時代。まだ森に神が住んでいた頃のお話―。アシタカは突然自分の村を襲ったタタリ神を討伐した事で右腕に死の呪いを受けてしまう。その後、アシタカは「西に向かえばその呪いを解く何かが見つかるかもしれ… 当サイトのおすすめ度は★4.5/5。

映画もののけ姫の予告動画

映画もののけ姫のストーリー(あらすじ)

時代は戦国時代。
まだ森に神が住んでいた頃のお話―。

森には生と死を司る神が住んでいた。
昼間は獣のような姿で生き物に『生』を与え、夜になるとデイダラボッチになって生き物に『死』を与える絶対の神だった。

引用元: 映画『もののけ姫』/© 1997 二馬力・TNDG

ある時、アシタカの住む村をタタリ神が襲って来た。
タタリ神は人間への憎悪を抱く獣の成れの果てだった。

アシタカは突然自分の村を襲ったタタリ神を討伐した事で右腕に死の呪いを受けてしまう。
タタリ神の呪いはアシタカの右腕に刻まれ、紫色のあざのようになっていた。

その後、アシタカは「西に向かえばその呪いを解く何かが見つかるかもしれない」
村の老巫女のヒイ様からお告げをもらい、村を出る決心をする。

そして、自らの髪を切り落とし、相棒である大カモシカのヤックルに乗り、タタリ神の身体の中から出てきた鉄のつぶてを頼りに右手の呪いを解く為に村の外へ旅に出ることに…。

旅の途中で怪我を負い倒れていた助六を助ける事にしたアシタカは、それをきっかけに『たたら場』という村に足を運ぶ事となる。
そこには獣をタタリ神に変えてしまった人間への憎悪の根源でもある、鉄のつぶての手がかりがあった。

タタラ場を統括するのはエボシ御前。
アシタカはそのエボシ御前と出会ったことで、自身の右手の呪いの秘密を知る事となるのだった。
そして、タタラ場・エボシとの出会いは『もののけ姫』という狼に育てられた少女と運命を交差させるものにもなるのだった…。

もののけ姫

引用元: 映画『もののけ姫』/© 1997 二馬力・TNDG

【ネタバレ考察】シシ神とデイダラボッチが意味するもの

映画『もののけ姫』を語るうえで、もっとも神秘的で強烈な存在感を放っているのがシシ神とデイダラボッチの存在です。昼と夜でまったく異なる姿を見せ、生と死を司るこの神は、一体どのような存在として描かれていたのでしょうか。じっくりと向き合ってみると、その描かれ方の深さに圧倒されます。

シシ神は昼間、鹿のような姿で静かに森を歩きます。足を踏み出すごとに足元から一瞬で草花が芽吹き、次の瞬間には枯れ果てていく描写があります。この描写からは、命を与えることと命を奪うことが別々のものではなく、ひとつの循環として巡っているという自然の摂理を感じ取ることができます。

そして夜になると、シシ神はデイダラボッチという巨大な姿へと変化し、夜空の下を静かに歩行します。この昼と夜の二面性は、単なる善悪の対比ではありません。人間に恵みをもたらす都合のよい神ではなく、人間を含めたあらゆる生き物の生死そのものを司る、絶対的な自然の力そのものとして捉えることができます。

作中では、エボシ御前によってシシ神の首が撃ち落とされてしまう展開があります。首を失ったデイダラボッチは黒い体液をまき散らし、触れるものすべての命を奪いながら暴走します。これは、人間が自然を都合よく利用し、完全に支配・所有しようとしたときに訪れる破滅的な反作用を描いていると解釈できます。

しかし、アシタカとサンが命がけで首を返還したとき、大地には大きな変化が訪れます。ここで注目したいのは、失われた太古の深い森がそのまま元通りに戻ったわけではないという点です。木々が生い茂る暗い原生林ではなく、穏やかな草原や若木が広がる景色へと変わっていきます。

この描写は、一度人間によって破壊された自然は完全に元の姿には戻らないけれど、そこからまた新しい命の循環が始まっていくという現実と希望を伝えていると受け取ることができます。シシ神は完全に消滅したのではなく、新しい自然の中に溶け込んで生き続けているという見方もできるのではないでしょうか。

アシタカとサンが別々の道を選んだ理由|ラスト・結末の解説

物語の結末において、多くの観客の心に強い印象を残すのが、アシタカとサンの選択です。二人はあれほど強い絆で結ばれ、互いに命を救い合ったにもかかわらず、最終的に同じ場所で暮らす道は選びません。この結末に対して、どこか切なさを感じた方も多いと思います。

サンは人間を許すことはできないと語り、森で生きていく道を選びます。一方のアシタカは、タタラ場で暮らしながらサンに会いに行くと伝えます。なぜ二人は一緒にならず、別々の場所で生きることを選んだのでしょうか。

この選択には、人間と自然の対立は簡単に一つには溶け合えないという、現実を見据えた視点が込められていると読むことができます。もし二人が一緒に暮らす道を選んでしまえば、それは物語として分かりやすいハッピーエンドにはなるかもしれません。しかし現実の世界では、自然と人間の摩擦は誰かが結ばれるだけで簡単に解決するものではないはずです。

二人の選択は、「同化する」ことではなく「違いを受け入れたまま共に生きる」道を見出そうとしたものと受け取ることができます。お互いの立場や信じるものを無理に変えさせるのではなく、それぞれの居場所を守りながら、それでも心を通わせ合って関わり続ける道です。これは現代社会に生きる僕たちにとっても、非常に深い示唆を与えてくれる関係性だと感じます。

また、アシタカの右腕に残った傷痕も見逃せません。命を脅かすほどの激しい呪いはおさまりましたが、右腕にはかすかにあざの痕跡が残ったままです。これは、一度背負った罪や歴史の傷は完全に消えるわけではないけれど、その傷を抱えたまま生きていくのだという、アシタカの覚悟を感じさせる描写として解釈できます。

タタラ場とエボシ御前はなぜ悪として描かれないのか?

『もののけ姫』という作品が一般的な冒険活劇と大きく一線を画している理由の一つに、エボシ御前というキャラクターの造形があります。彼女は森を切り拓き、動物たちの住処を奪い、シシ神の命まで狙う張本人です。従来の物語の枠組みであれば、完全な悪役として描かれてもおかしくありません。

しかし、タタラ場の内部に足を踏み入れたとき、僕たちは彼女のまったく別の顔を目にすることになります。エボシ御前は、売られた女性たちを買い取って仕事を与え、男性と対等に働ける環境を作っていました。さらに、当時の社会で孤立し、差別されていた病者たちにも役割を与え、温かく迎え入れていました。

人間社会の底辺で苦しんでいた人々にとって、エボシ御前は大きな救いであり、希望の光のような存在でした。タタラ場の人々が彼女を心から慕い、命がけで守ろうとする姿を見ていると、彼女を単純な悪人として切り捨てることは誰にもできません。

ここには、「自然を守るための正義」と「人間が生き抜くための正義」が真っ向からぶつかり合っているという構造として読むことができます。人間が生活を営み生き抜いていくことと、森を守ることの対立の中で、どちらか一方だけが正しいとは言い切れないこの葛藤こそが、作品に圧倒的なリアリティと深みを与えていると考えられます。

よくある質問(ネタバレFAQ)

『もののけ姫』を観たあとに多くの人が疑問に思うポイントについて、よくある質問とその解説をまとめました。

アシタカの右腕のあざは最後に消えたの?

シシ神の首が返還され、森に新しい緑が広がったあと、アシタカの右腕の激しい痛みや呪いの力は鎮まりました。しかし、あざそのものは完全に消滅したわけではなく、薄い痕跡として肌に残っています。これは、タタリ神を倒して呪いを受けたという過去や、自然と人間の争いの中で負った傷が完全に無かったことにはならないという現実を表現していると解釈できます。消えない傷を抱えながらも前を向いて生きていく姿勢が描かれています。

カヤからもらった黒曜石の小刀をサンに渡したのはなぜ?

アシタカが村を出るとき、カヤから変わらぬ思いの証として手渡された黒曜石の小刀。アシタカはそれをのちにサンへと手渡します。この行動に対して疑問を感じる声もありますが、アシタカにとって二度と故郷へ戻れない身となって旅立った覚悟と、サンという存在に出会って自分の命すべてをかけて彼女を守り抜くという強い意志の表れとして捉えることができます。大切な人からもらった最も重いお守りを、今まさに命をかけて救いたい相手に託したという見方が自然です。

コダマが1匹だけ首を振っていた描写は何を伝えているの?

森の中で、小さなコダマが1匹だけ姿を現してカラカラと首を振る場面があります。コダマは豊かな森に宿る精霊のような存在とされていますが、シシ神が去って森のあり方が大きく変わってしまったあとでも、自然の命の息吹は途絶えていないことを感じさせる演出です。破壊のあとにも、新しい生命が確かに息づいているという希望を伝える場面として受け取ることができます。

ジコ坊や背後の組織がシシ神の首を狙った目的は何?

ジコ坊は飄々とした僧侶のように見えますが、その背後には朝廷や師匠連と呼ばれる巨大な権力組織が存在していました。彼らの目的は、不老不死の力があると信じられていたシシ神の首を手に入れ、権力者に献上することでした。エボシ御前たちの生きるための戦いとは異なり、ジコ坊たちは国家レベルの政治や人間の果てしない欲望を背負って動いていた存在として捉えることができます。

モロの君や乙事主たち森の神々は何と戦っていたの?

山犬のモロの君や猪神の乙事主たちは、単に人間を憎んでいたわけではありません。人間が鉄を求めて森を侵食し、木々を切り倒していくことに対して、自分たちの住処と誇りを守るために必死で抵抗していました。文明の進歩によって神々の時代が終わりを告げようとする中で、抗えない時代の流れに対して命をかけて立ち向かっていた姿として読むことができます。

『もののけ姫』の結末に葛藤を感じた人へ

『もののけ姫』を観終わったあと、胸のすくような爽快感ではなく、どこか重く切ない余韻が残ったという方も多いと思います。善が悪を倒してすべてが丸く収まるような物語を期待していた人にとっては、少し割り切れない気持ちになる結末かもしれません。

しかし、僕がこの物語から強く感じるのは、その割り切れなさこそがこの作品の最大の魅力だということです。現実の世界には、誰かを悪者に仕立て上げるだけでは解決できない問題がたくさんあります。人間が生きていくこと自体が、知らず知らずのうちに他の命を奪うことにつながっているという矛盾を、僕たちは誰もが抱えて生きています。

それでもこの作品は、絶望して終わるのではなく、生きることそのものを肯定する力強いメッセージを投げかけてくれます。美しくて残酷な世界の中で、傷を抱えながら、矛盾に悩みながら、それでも泥臭く生きていくこと。その肯定感こそが、公開から何十年経っても色あせない感動を生み出しているのではないでしょうか。

もし今、日々の生活や人間関係の中で答えの出ない葛藤を抱えているなら、ぜひ『もののけ姫』が提示する世界のあり方に思いを馳せてみてください。答えのない問いに向き合う勇気を、静かにもらえるのではないでしょうか。

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映画もののけ姫を見た感想・レビュー

このジブリ映画『もののけ姫』もおすすめ映画なので紹介させて頂きます!
実写の映画も好きですが、こういったアニメーション映画も好きです!
特にジブリ映画は言葉で上手く説明できない様々なファンタジー要素が溢れていて特に好きです(*´∀`*)

確かこの映画『もののけ姫』を観たのは僕がまだ小学校だった時だったと思います。
当時すごく話題になっていて、母親に頼み込んでVHSビデオを買ってもらって、母親も含め兄弟全員で観たという思い出があります。
そして、これが僕の初ジブリでした!

だからという訳ではないのですが、今まで観たジブリ映画の中では一番印象が強いです。
ちなみに僕が初めて紅の豚を観たのは19歳の時で、
初めて『となりのトトロ』を観たのは僕が21歳の時、
魔女の宅急便』を初めて観たも21歳の時だったと思います。
風の谷のナウシカは未だに観た事がありません。

子供の時は本当に何度も何度も繰り返し見て、もののけ姫ごっこというか、モロのものまねとかしてましたね٩(๑`^´๑)۶
モロの『黙れ小僧!お前にあの娘の不幸が癒せるのか?』っていうセリフは僕たち子どもたちの間ではブームになりました笑

アシタカがカッチョいいとか、カヤが可愛いとか色々あると思うんですけど、個人的にはトキさんが一番好きでした(*^^*)

個人的には恐らく一番好きなジブリ映画だと思います。
そして、一番観た回数が多いジブリ映画もこの『もののけ姫』だと思います。

小学生・中学生・高校生・社会人…
様々な年代のときに見てきたと思うんですが、正直その時々で感じることは違いました。
大人になって改めて見てみると、
『もののけ姫ってこういうメッセージが込められるのかな?』
とか
『時代背景は戦国時代だったんだ?』
などと新しい発見があったりしました。
正直、大人になった今だからこそ楽しめるジブリ作品だなと思います(*^^*)

子供の時って話の内容とかあまり詳細までは分かってなかったけど、
それでも面白かったです。
そして、大人になって改めて観ても
やっぱり面白かったです!
とにかく、この世界観が好きです!!

『美輪明宏』
『森光子』
を始め、改めて観るとすごい声優陣ですね。

観た事がある人は是非もう一度、観た事がない人は是非DVDで。
繊細な描写に釘付けになり、言葉の一つ一つを耳で追い掛けたくなると思います。
この映画『もののけ姫』も本当におすすめ映画です!!

映画もののけ姫の見どころ

迫力のある細かい描写
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映画もののけ姫の監督や出演俳優について

映画タイトル

もののけ姫

映画もののけ姫の製作国

  • 日本

映画もののけ姫のジャンル

映画もののけ姫のキャッチコピー

生きろ

映画もののけ姫を一言で例えるなら

生命

映画もののけ姫の公開年

1997年

映画もののけ姫の監督

映画もののけ姫の主要キャスト

もののけ姫を閲覧できる動画サービス

  • Netflix
  • Prime Video
  • hulu
  • U-NEXT

映画もののけ姫のよくある質問

映画「もののけ姫」の監督は?
「もののけ姫」の監督は宮崎駿です。
映画「もののけ姫」はおすすめ?
当サイトのおすすめ度は4.5/5です。時代は戦国時代。まだ森に神が住んでいた頃のお話―。アシタカは突然自分の村を襲ったタタリ神を討伐した事で右腕に死の呪いを受けてしまう。その後、アシタカは「西に向かえばその呪いを解く何かが見つかるかもしれない」と村の老巫女のヒイ様からお告げをもらい、村を出る決心をする。

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