紅の豚(ジブリ映画)
『飛ばねぇ豚はただの豚だ』
- おすすめ度
- 感動する度
- 心に残る度
- 作品名
- 紅の豚(ジブリ映画)
- 公開年
- 1992年
- 上映時間
- 93分
- 監督
- 宮崎駿
- ジャンル
- アニメ映画
- おすすめ度
- TMDb評価
- 7.8/10
- 一言紹介
- 時代は第一次世界大戦後の戦間期。賞金稼ぎで生計を立てていたマルコは元イタリア空軍のエースパイロット。ある事をきっかけに自分に魔法をかけて豚になってしまった。そんなマルコには敵対していた『マンマユート団』という空賊がいた。ある時、マンマユート団に襲われている女学生を助けた夜に昔馴染みのジーナという女性が営むバーに足を運んだ。そして、そこである男と出会う。
「紅の豚(ジブリ映画)」は1992年公開のアニメ映画映画。 監督は宮崎駿。 時代は第一次世界大戦後の戦間期。賞金稼ぎで生計を立てていたマルコは元イタリア空軍のエースパイロット。ある事をきっかけに自分に魔法をかけて豚になってしまった。そんなマルコには敵対していた『マンマユート団… 当サイトのおすすめ度は★4.5/5。
映画紅の豚(ジブリ映画)のストーリー(あらすじ)
時代は第一次世界大戦後の戦間期。
賞金稼ぎで生計を立てていたマルコは元イタリア空軍のエースパイロット。
ある事をきっかけに自分に魔法をかけて豚になってしまった。
そんなマルコには敵対していた『マンマユート団』という空賊がいた。
ある時、マンマユート団に襲われている女学生を助けた夜に昔馴染みのジーナという女性が営むバーに足を運んだ。
そして、そこである男と出会う。
その男の名前はカーチス。空賊達がマルコを倒す為に雇ったアメリカ人パイロットだ。
カーチスは女好きで陽気な性格だが、飛行機の腕は確かだった。
そして、空賊達はマルコを倒すべくそのアメリカ人パイロットを雇う計画を立てていた。
そして、これはマルコという一人の豚の物語…。

引用元: 映画『紅の豚』/© 二馬力・TNNG / 1992
【ネタバレ考察】ポルコが自分にかけた魔法が意味するもの
僕がこの作品を観ていて、最も惹きつけられるのは主人公ポルコ・ロッソ(本名マルコ・パゴット)が「なぜ豚の姿をしているのか」という点です。彼が自分自身に魔法をかけて豚の姿になったとされていますが、その背景には非常に深く切ない人間の感情が隠されていると解釈できます。
ポルコはかつてイタリア空軍のエースパイロットとして活躍していました。しかし、第一次世界大戦の過酷な空戦の中で、多くの親友や戦友を目の前で失うという壮絶な体験をします。自分だけが生き残ってしまったという強烈な生存者としての罪悪感、そして国家や政治のために命を使い捨てにする人間社会への強い失望が、彼の中に深く刻まれたと考えられます。
「戦争で死んでいった仲間たちへの贖罪」と「人間という種族への嫌気」が重なり合った結果、彼は人間であることを自ら放棄する道を選んだのではないでしょうか。あえて醜いとされる豚の姿に身をやつすことで、国家や軍隊、名誉といった人間のしがらみから距離を置こうとしたと捉えることができます。
映画の中に登場する有名なセリフに「飛ばねぇ豚はただの豚だ」という言葉があります。この言葉は、ただの強がりや軽口ではなく、彼の生き様そのものを凝縮した一言と読むことができます。人間社会の都合や権力に縛られて空を飛ぶくらいなら、豚と呼ばれようとも自分の意志と信念だけで空を飛ぶ。そんな彼の強い自己美学とプライドを感じ取ることができます。
自分に魔法をかけたという表現は、他人から与えられた呪いではなく、自らの意志で心にかけた鍵のようなものと捉えられます。自分の弱さや傷ついた過去を隠すための仮面として、豚の姿を選んだのかもしれません。
ジーナの賭けとポルコの素顔の理由|ラスト・結末の解説
『紅の豚』のクライマックスからラストシーンにかけては、大人向けのロマンと余韻に満ちた描写が続いていきます。特に多くの観客が気にするのが、マダム・ジーナとの関係や「ジーナの賭け」がどうなったのかという点です。
ホテル・アドリアーノのオーナーであり、ポルコの幼馴染でもあるジーナは、秘密の賭けをしていました。それは「自分が昼間の庭にいるときに、あの人が訪ねてきたら、今度こそ愛する」という静かな賭けです。彼女はこれまでに3人の飛行艇乗りの夫を事故や戦死で亡くしており、残された唯一の理解者であるポルコに対して、長年秘めた想いを抱き続けていました。
ラストの空撮シーンでは、フィオのナレーションとともにホテル・アドリアーノの全景が映し出されます。その際、ジーナのプライベートな庭の横にあるドックに、ポルコの愛機である赤い飛行艇がひっそりと停まっているのが目に入ります。この画面上の演出から、ジーナの賭けは見事に結実し、二人がついに心を通わせることができたのではないかと読み解くことができます。言葉で野暮に説明するのではなく、映像の一瞬の構図で二人の未来を暗示する手法は、ジブリ作品の中でも屈指の粋な演出だと感じられます。
また、もう一つの大きな疑問である「ポルコの顔は最後に人間に戻ったのか」という点についても、作中に繊細なヒントが散りばめられています。ヒロインであるフィオがポルコにキスをした直後や、宿敵カーチスがポルコの顔を見て驚く場面が存在します。
ポルコが豚の姿を保っていた理由が「過去の傷から心を閉ざしていたこと」にあるのだとすれば、純粋で真っ直ぐなフィオの情熱や、長年寄り添ってきたジーナの愛に触れたことで、彼の頑なな心が解きほぐされたと考えられます。心が人間に戻った瞬間、一時的あるいは永久に、本来のマルコとしての男らしい素顔を取り戻していたのではないかと推測できます。
『紅の豚』の舞台と時代の謎|実話との関係性
この映画を観ていて、「こんなに時代背景がリアルなら、何か実話をもとにした歴史的事件や実在の人物がいるのでは?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
『紅の豚』の舞台となっているのは、第一次世界大戦が終結した後の1920年代末から1930年代初頭のアドリア海周辺です。歴史的には「戦間期」と呼ばれる時代であり、世界恐慌の余波やイタリア国内でのファシズム(軍国主義的な政治体制)の台頭が影を落としていた時期にあたります。
結論から言えば、『紅の豚』自体は特定の歴史的事実や実在した人物をそのまま描いたドキュメンタリーではなく、フィクションの物語です。しかし、作中に登場する飛行艇のメカニック表現や、当時の世界情勢、空賊たちの社会状況などは、徹底的な時代考証とリアルな歴史的背景に基づいて構築されています。
たとえば、ポルコが軍から追われる身でありながら秘密裏に弾薬や部品を購入する場面や、ミラノのピッコロ社で女性たちが一致団結して飛行艇を組み上げていくシーンなどには、当時のイタリアの生活感や社会の空気が見事に反映されていると捉えることができます。
架空の豚のパイロットというファンタジー要素がありながらも、地に足のついた現実の歴史を背景に据えることで、物語全体に深いリアリティと重厚感が生まれていると考えられます。単なる夢物語に終わらず、過酷な現実社会の中でいかに自分の美学を守って生きるかというテーマが際立っていると感じられます。
よくある質問(ネタバレFAQ)
『紅の豚』を鑑賞した読者のみなさんからよく寄せられる疑問や、気になるポイントについてFAQ形式で分かりやすく回答をまとめました。
ポルコはラストで完全に人間の顔に戻ったのでしょうか?
作中では、ポルコが人間の顔に戻った瞬間を正面から明確に見せる映像はありません。しかし、カーチスが驚く描写やフィオのナレーションの雰囲気から、彼の心が解放されて素顔を取り戻したのではないかと解釈する見方が一般的です。
ジーナの「昼間の庭の賭け」の結末はどうなりましたか?
ラストの空撮カットにおいて、ジーナの庭のドックにポルコの赤い飛行艇が停まっているのが確認できます。この演出から、ジーナの長年の賭けは成功し、二人が結ばれたのではないかと推測することができます。
ポルコが雲の上に並ぶたくさんの飛行機を見たシーンは何ですか?
ポルコが過去を語る回想シーンで、戦死した飛行機乗りたちが雲の上の流れに乗って去っていく幻想的な光景が登場します。これは第一次世界大戦中の壮絶な体験であり、自分だけが生き残ったことへの罪悪感とトラウマが彼にその幻影を見せたのではないかと捉えられます。
ポルコとフィオの関係はその後どうなったと考えられますか?
フィオはミラノに戻り、ピッコロ社を率いる素晴らしい設計技師へと成長しました。彼女とポルコの関係は恋愛を超えた、互いの生き方を尊敬し合う特別な絆として永く続いていったのではないかと読み解くことができます。
『紅の豚』の渋い生き様に心を動かされた人へ
僕自身、この『紅の豚』という映画を観るたびに、年齢によって全く違う味わいを感じています。
初めて観たときは、爽快な空戦アクションやコミカルな空賊たちのやり取りに引き込まれましたが、観直すたびに、ポルコという男が背負っている過去の重みや、無言の中に込められた優しさに深く胸を打たれます。
自分の過去や社会の波に揉まれながらも、決して自分の美学を曲げず、好きな空を飛び続けるポルコの姿。それは、日々の仕事や人間関係の中で疲れを感じがちな現代の僕たちにとって、とても眩しく、勇気を与えてくれるものだと感じます。
多くを語らず、行動と背中で想いを伝える大人の美しさが、この映画には凝縮されています。もし「昔観たことがある」という方も、今改めて観直してみると、新たな発見や感動があるはずです。自分自身の生き方を見つめ直したいときに、ぜひ何度でも鑑賞してほしい傑作です。
映画紅の豚(ジブリ映画)を見た感想・レビュー
この映画『紅の豚』もおすすめ映画です!
もしかしたら観た事がないという人も居るんじゃないかなと思ったので紹介させて頂きます!
とにかく『マルコ』が豚なのにカッコイイんです!!
僕が子供の頃に観たジブリ映画は確か『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』だけでした。
この『紅の豚』をはじめ、その他のジブリ映画を観たのは大人になってからでした。
子供の頃にみんながトトロの話をしていても
トトロのシルエット、見た目は分かっていたのですが、トトロがどういう存在で『となりのトトロ』という映画がどういう映画なのかも知りませんでした。
この『紅の豚』は僕の中で一番好きなジブリ映画です!
例えこの映画が『ジブリ映画』ではなくても観ていたとは思うのですが、
時代背景も含めキャラクターやストーリーも本当に良いなと思います。
二足歩行する『豚』が飛行機のパイロットっていうのも何だか面白くないですか?
この映画の中でマルコがどうして『豚』なのかという事についてはあまり深く語られていませんが、
そういうところも含めてこの『紅の豚』はやっぱりいい映画だなと思います。
とにかくおすすめの映画です!!
ジブリらしい作風と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、
描写に柔らかさがあり、その中に迫力もあり、ついつい釘付けになってしまいます。
マルコとカーチスが勝負をするシーンなど特に!
そして、マルコのセリフ一つ一つが渋く、とにかくカッコイイです!
豚という設定が更にその辺を際立てているような気がします。
観た事がある人は是非もう一度、観た事がない人は是非DVDで。
マルコの渋さ、男気に胸を打たれます!
この映画『紅の豚』も本当におすすめ映画です!!
映画紅の豚(ジブリ映画)の見どころ
映画紅の豚(ジブリ映画)の監督や出演俳優について
映画タイトル
紅の豚(ジブリ映画)
映画紅の豚(ジブリ映画)の製作国
- 日本
映画紅の豚(ジブリ映画)のジャンル
映画紅の豚(ジブリ映画)のキャッチコピー
カッコイイとは、こういうことさ。
映画紅の豚(ジブリ映画)を一言で例えるなら
男のプライド
映画紅の豚(ジブリ映画)の公開年
1992年
映画紅の豚(ジブリ映画)の監督
映画紅の豚(ジブリ映画)の主要キャスト
紅の豚(ジブリ映画)を閲覧できる動画サービス
- Netflix
- Prime Video
- hulu
- U-NEXT
映画紅の豚(ジブリ映画)のよくある質問
- 映画「紅の豚(ジブリ映画)」の監督は?
- 「紅の豚(ジブリ映画)」の監督は宮崎駿です。
- 映画「紅の豚(ジブリ映画)」はおすすめ?
- 当サイトのおすすめ度は4.5/5です。時代は第一次世界大戦後の戦間期。賞金稼ぎで生計を立てていたマルコは元イタリア空軍のエースパイロット。ある事をきっかけに自分に魔法をかけて豚になってしまった。そんなマルコには敵対していた『マンマユート団』という空賊がいた。ある時、マンマユート団に襲われている女学生を助けた夜に昔馴染みのジーナという女性が営むバーに足を運んだ。そして、そこである男と出会う。
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