チチを撮りに
人生がジンワリ愛しくなるせつなオカシイ家族の肖像
- おすすめ度
- 感動する度
- 心に残る度
- 作品名
- チチを撮りに
- 公開年
- 2012年
- 上映時間
- 74分
- 監督
- 中野量太
- ジャンル
- ヒューマンドラマ
- おすすめ度
- TMDb評価
- 6.3/10
- 配信
- Prime Video / U-NEXT
- 一言紹介
- 舞台は現代の日本。東村家は長女の葉月(柳英里紗)と次女の呼春(松原菜野花)と母の佐和(渡辺真起子)の3人家族だ。父の正高(二階堂智)は14年前に別の女性と出ていってしまった。20歳でフリーターの葉月は昼キャバのバイトをしながら一人暮らしを夢見ていた。17歳で女子高生の呼春は留年しない程度に学校をサボりながらのんびりとした毎日を過ごしていた。金融関係のエリートである母の佐和は働きながら二人の娘を養っていた。ある日、母の佐和は二人の娘に『大事な話がある』と言い、自宅に集合をかけた。大量のお寿司を持って帰宅した母からはきっと良い話が聞けると期待した二人だったが、佐和の口から出た言葉は意外なものだった。佐和「お父さん死ぬんだって…。」
「チチを撮りに」は2012年公開のヒューマンドラマ映画。 監督は中野量太。 舞台は現代の日本。東村家は長女の葉月(柳英里紗)と次女の呼春(松原菜野花)と母の佐和(渡辺真起子)の3人家族だ。父の正高(二階堂智)は14年前に別の女性と出ていってしまった。20歳でフリーターの葉月は… 当サイトのおすすめ度は★4/5。 Prime Video・U-NEXTで視聴可能。
映画チチを撮りにの予告動画
映画チチを撮りにのストーリー(あらすじ)
お父さん死ぬんだって…。
―女の人作って出てった人でしょ?うちらには関係ない…。
これでお父さんの顔撮って来て欲しいの。
―え?見てどうするの?
笑ってやるのよ。ざまあみろって。
舞台は現代の日本。
東村家は長女の葉月(柳英里紗)と次女の呼春(松原菜野花)と母の佐和(渡辺真起子)の3人家族だ。
父の正高(二階堂智)は14年前に別の女性と出ていってしまった。
20歳でフリーターの葉月は昼キャバのバイトをしながら一人暮らしを夢見ていた。
17歳で女子高生の呼春は留年しない程度に学校をサボりながらのんびりとした毎日を過ごしていた。
金融関係のエリートである母の佐和は働きながら二人の娘を養っていた。
ある日、母の佐和は二人の娘に『大事な話がある』と言い、自宅に集合をかけた。
大量のお寿司を持って帰宅した母からはきっと良い話が聞けると期待した二人だったが、佐和の口から出た言葉は意外なものだった。
佐和「お父さん死ぬんだって…。」
―葉月「女の人作って出てった人でしょ?うちらには関係ない…。」
突然のことで衝撃を受けた葉月と呼春だったが、幼い頃に出ていった父の身に起きた不幸にそこまでのショックは受けなかった。
そんな二人を見て、購入したデジカメを手に佐和はあるお願いをする。
佐和「これでお父さんの顔撮って来て欲しいの。」
―葉月「え?見てどうするの?」
佐和「笑ってやるのよ。ざまあみろって。」
母の強い推しに負けた二人は母から渡されたデジカメを持って死にかけの父に会いに行くことに。
次の日、二人は電車に乗って父に会いに行く。
母からお見舞いのフルーツと道中で食べるおにぎりを手渡された二人は半ばいやいや父親の入院している病院に向かうのだった。
電車に揺られながら病院の道中で葉月の携帯電話が鳴る。
電話の相手は母の佐和だった。
そして、その内容は衝撃的なものだった。
葉月「お父さん、昨日の朝死んじゃったんだって…。」
父のお見舞いに行くはずがそのままお葬式に向かうことになった二人。
『父の死に顔でも母は見たいのか…。』
葉月と呼春の中で様々な葛藤が生まれた。
父親の記憶がほとんどない二人だったが、意外なところで父との共通点が見付かっていく。
そして母である佐和との遺伝子の繋がりも強く感じていくのだった…。
感動の再会と思ったらそこは修羅場でした。
私たちお母ちゃんの遺伝子ちょい濃い目
【ネタバレ考察】写真を撮る行為が意味するもの
カメラを向けて写真を残そうとする行為は、幼い頃に自分たちを捨てた父親との心理的な決着をつけるための儀式であったと解釈できます。
14年前に別の女性を作って家を出ていった父親に対して、残された姉妹は具体的な記憶がほとんどなく、怒りや悲しみといった感情すらもどこか遠いものとして受け止めていました。家族を捨てられたという事実だけを抱えたまま大人になり、父親という存在をどう捉えればよいのか分からない状態が続いていたと考えられます。
そんな姉妹が母から手渡されたのは、一台のデジタルカメラでした。直接父親と向き合うことには強い抵抗や戸惑いが生じるものですが、カメラのファインダー越しであれば、客観的な記録対象として目の前の状況を捉えることができます。レンズを一枚挟むことによって心理的な緩衝地帯を作り、父親の死という重い現実に少しずつ歩み寄っていく心の動きが描かれていると受け取れます。
そうした場で写真を撮影するという行為は、一般的な社会通念や礼儀から見れば不謹慎に思える側面もあります。しかし、この家族にとっては、過去の空白を埋め、自分たちの中で止まっていた父親との時間を終わらせるために必要なステップであったという見方ができます。写真を撮るという具体的な行動を通じて、父親の存在を受け止めつつ、過去のわだかまりから解放されるための通過儀礼であったと読み解くことができます。
僕自身、このカメラという小道具の使われ方にとても深く心を動かされました。直視するにはあまりにも重すぎる現実に対しても、ファインダーを通すことで一歩引いて受け止められるようになるという心理描写は、人間のリアルな感情の揺れを巧みに捉えていると感じられます。
母が感情を露わにした理由|ラスト・結末の解説
母がラストで激しい感情を露わにしたのは、憎しみや強がりの奥底にあった過去への未練や愛憎を受け入れるためだったと読み解くことができます。
母は娘たちを送り出す際、父親の顔を撮って笑うためだと強い言葉を使っていました。しかし、自分自身は直接会いに行かず、娘たちにカメラを託して撮影を頼むという選択をしています。ここには、かつて愛した夫と直接対面することへの恐れや、許せない気持ちと確かめたい気持ちの間で引き裂かれていた葛藤が反映されていると解釈できます。
葉月と呼春は佐和の職場を訪ね、仕事を終えた佐和と河原へ集まります。そこで葉月が持ち帰った父の遺骨に向き合う場面には、14年間にわたる怒りや孤独、そして女手一つで二人の娘を育て上げてきた歳月の重みが凝縮されていると感じられます。嘲笑うための証拠として写真を求めたはずが、葉月が持ち帰った父の遺骨に触れ、死という動かしがたい現実に向き合う中で、言葉にならない感情が溢れ出していく様子が伝わってきます。
過去の傷や恨みが完全に消え去ることはなくても、持ち帰られたものに向き合うことで、自分の中で長年抱え込んできた感情にひとつの区切りをつけることができたという見方ができます。感情を露わにする母の姿は、観ている僕の胸にも強く刺さりました。
母の佐和を演じた渡辺真起子さんの重厚な存在感が際立つ作品としては、愛のむきだし も深く印象に残る邦画です。
異母弟である千尋との出会いがもたらした変化
自分たちの知らない父親の生活を知る異母弟の千尋と接したことで、姉妹は父親を一人の人間として捉え直すきっかけを得たと解釈できます。
出会った千尋は、父親が自分たちのもとを離れて新しく作った家庭の子供です。姉妹にとって千尋は、自分たちの知らない父の別の生活を実感させる存在でもあり、最初は戸惑いやぎこちなさを抱く様子が描かれます。
しかし、千尋と時間を共有していく中で、彼もまた父親を失った一人の子供として映ったと考えられます。千尋の存在や彼が語る父親の姿を通じて、姉妹は自分たちの記憶にない父親の日常的な一面を知ることになります。
家を出ていった裏切り者という一面的な像から、不器用ながらも別の場所で生活を営んでいた一人の生身の人間としての父親像へと視点が広がっていく様子が描かれていると読み取ることができます。父親を許す・許さないという単純な二元論を超えて、それぞれの立場にある家族の痛みを共有していく心の変化が伝わってきます。
千尋との関わりは、姉妹自身がお互いの絆を確かめ合い、自分たちを育ててくれた母の存在の大きさに目を向ける契機にもなったと考えられます。
よくある質問(ネタバレFAQ)
『チチを撮りに』に関して、鑑賞後によく検索される疑問や気になるポイントをまとめました。
なぜ姉妹は父の写真を撮りに行ったのですか?
母から父親の顔写真を撮影してくるように頼まれたことが直接のきっかけです。幼い頃に家を出ていった父親に対して特別な執着を持っていなかった姉妹ですが、母の強い後押しを受けて電車に乗り、父親の元へと向かうことになりました。
母は父の写真を本当に笑うために頼んだのですか?
表面上は父親を嘲笑うためと語っていましたが、本心では長年抱え込んできた愛憎や孤独に決着をつけるためだったと解釈できます。強がりな言葉の裏には、夫の死という現実を受け止めて前に進むためのきっかけを求めていた心理が隠されていたという見方ができます。
異母弟の千尋とはどのような関係ですか?
姉妹にとっては、家を出て行った父親が再婚相手との間に設けた血のつながる弟にあたる存在です。初めて顔を合わせることになり、最初はぎこちなさがあったものの、時間を過ごす中で不思議なつながりを感じていくことになります。
『チチを撮りに』は実話に基づいた物語ですか?
この映画は実在の事件や人物を再現した実話ではなく、中野量太監督によるオリジナルの脚本で制作された作品です。ただし、監督自身が持つ家族への眼差しや人間の生々しい感情が巧みに組み込まれているため、まるで身近に起きているかのようなリアリティと温かさが感じられます。
『チチを撮りに』の家族の絆に心を揺さぶられた人へ
家族という複雑で断ち切れない絆や葛藤を描いた物語に深く心を動かされた方には、似たテーマや共通のキャストが出演する他の日本映画も強く心に響くはずです。
『チチを撮りに』は、家族の離別や死という重いテーマと向き合いながら、残された人々が抱える複雑な感情の機微を丁寧にすくい上げた作品です。傷つきながらもたくましく前を向いていく女性たちの姿に、僕自身も観終わったあと深く考えさせられました。
特に長女の葉月を演じた柳英里紗さんの自然体で芯のある演技に魅了された方には、アリーキャット もぜひ観てほしい作品です。
血のつながりや家族のあり方に正解はありませんが、不完全な人間同士がぶつかり合いながらも受け入れ合っていく姿は、観る人に確かな勇気を与えてくれます。家族という存在について改めて考えたくなったときに、じっくりと味わい直したい名作です。
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映画チチを撮りにを見た感想・レビュー
この映画『チチを撮りに』もおすすめの映画です!
以前何かのバラエティ番組でブラックマヨネーズの吉田さんが出ていて、そこで『同級生の映画監督』みたいな形で紹介されていたのがこの映画『チチを撮りに』の監督の中野量太監督だったんですよね。
番組内で吉田さんが絶賛していたのですごく気になっていました(*^^*)
いつか見たいと思ってたのですが、<a target=”_blank” href=”https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00N28818A/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00N28818A&linkCode=as2&tag=emptycokes-22&linkId=bbdf6b434094e466cbb138a8f0ef9d65″>Amazonプライム・ビデオ</a>で発見してようやく見ることが出来ました!
一言で言うと『良い映画』でした(^^)
肝心のお父さんはあまり出てきませんでしたが、父を中心に残された家族目線で色々と描かれていて、うまく言葉に出来ませんがすんなりと感情移入出来ました!
飛行機に乗ってる間に見たい映画を探していたのですが、上映時間も74分で疲れることなくさくっと見れました!
テレビドラマを見るのとそんなに変わらない時間で見れるので、そんなに気合いを入れなくても見れますw
最初は『コメディタッチの笑える映画かな?』と思っていましたが、感情移入していく内に自然と涙が流れ、文字通りの笑って泣ける映画でした(*^^*)
作品の世界観自体は一般的な邦画とやや違う感じもありましたが、そこがまた良かったです!
時間も短く本当に気軽にサクッと見れちゃう映画なので、笑って泣ける映画がみたいというひとは是非見てみてください(^^)/
DVDをレンタルしなくてもAmazonのプライム・ビデオやU-NEXTで気軽に視聴出来ます!
この映画『チチを撮りに』も本当におすすめ映画です!
映画チチを撮りにの見どころ
映画チチを撮りにの監督や出演俳優について
映画タイトル
チチを撮りに
映画チチを撮りにの製作国
- 日本
映画チチを撮りにのジャンル
映画チチを撮りにのキャッチコピー
感動の再会と思ったらそこは修羅場でした。
映画チチを撮りにを一言で例えるなら
強がりと後悔
映画チチを撮りにの公開年
2012年
映画チチを撮りにの監督
映画チチを撮りにの主要キャスト
チチを撮りにを閲覧できる動画サービス
- Netflix
- Prime Video
- hulu
- U-NEXT
映画チチを撮りにのよくある質問
- 映画「チチを撮りに」はどこで見れる?
- 「チチを撮りに」はPrime Video、U-NEXTで視聴できます。
- 映画「チチを撮りに」の監督は?
- 「チチを撮りに」の監督は中野量太です。
- 映画「チチを撮りに」はおすすめ?
- 当サイトのおすすめ度は4/5です。舞台は現代の日本。東村家は長女の葉月(柳英里紗)と次女の呼春(松原菜野花)と母の佐和(渡辺真起子)の3人家族だ。父の正高(二階堂智)は14年前に別の女性と出ていってしまった。20歳でフリーターの葉月は昼キャバのバイトをしながら一人暮らしを夢見ていた。17歳で女子高生の呼春は留年しない程度に学校をサボりながらのんびりとした毎日を過ごしていた。金融関係のエリートである母の佐和は働きながら二人の娘を養っていた。ある日、母の佐和は二人の娘に『大事な話がある』と言い、自宅に集合をかけた。大量のお寿司を持って帰宅した母からはきっと良い話が聞けると期待した二人だったが、佐和の口から出た言葉は意外なものだった。佐和「お父さん死ぬんだって…。」
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