カラスの親指(by rule of CROW's thumb)

カラスの親指(by rule of CROW's thumb)
©道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ

衝撃のラストには、衝撃のウラがある。

おすすめ度
4.5
感動する度
4
心に残る度
4

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の予告動画

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)のストーリー(あらすじ)

舞台は現代の日本。

タケこと武沢竹夫(阿部寛)とその相棒の入川鉄巳(村上ショージ)は詐欺で生計を立てていた。
タケはもともと娘と二人で暮らす会社勤めの普通のサラリーマンだった。
しかし、闇金からの取り立てでサラリーマンの職を失うこととなってしまうのだった。

©道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ

借金のきっかけは8年前に会社の同僚の保証人になったことだった。
すぐに会社の同僚は飛んでしまい、その借金をタケが背負うこととなった。
少しずつではあるが、タケは肩代わりとなったその借金を返済していた。

しかし、相手は闇金業者。
タケは闇金業者の良いようにやられてしまい、結局返済する借金の金額はどんどん膨れ上がっていったのだった。

そして闇金からの追い打ちはそれだけで終わることはなかった。
ある日、タケは闇金業者に『自分のところで働け。』といわれ、そのまま闇金業者で働くこととなった。

ただ実際には闇金業者の良いように扱われるだけだったのだ。

闇金業者は素人の住民票を欲しがっていた。
素人の住民票は事務所を契約したりする際に使用出来、それ以外にも銀行口座を作るのにも使えるからだった。

散々住民票を使われた後に、闇金の幹部ヒグチと接触することとなる。
ヒグチは君の悪い男だった。
机の上で爪を立てる癖があり、その爪を机に擦ることで不気味な音が生まれる。

ヒグチ : 『あんた早く俺たちから開放されたいだろ?』

タケ : 『ええ。まあ。』

ヒグチ : 『歩合の仕事を回してやるよ。上手くやりゃ早く借金が消せる。』

それは『わた抜き』という仕事だった。

わた抜きとは返済能力のなくなった人間から最後の生活費を剥ぎ取ってお終いにする仕事のことだった。

タケは一日も早く借金を返済するために自分と同じ『弱い人間』を追い込む道を選んだ。
闇金業者に変わりタケは抜きを行う為にある女が住むアパートを訪れた。
そしてタケはその女が観念するまで何度も何度もその女のアパートに足を運んだ。

その結果その女は自ら命を絶った。

自分がわた抜きをしていた女が自殺したことによってタケはひどく動揺し、心を病んでしまう。
タケが追い込んでいた女は自分と同じ多額の借金を抱える『弱い人間』だったのだ。

ある日ヒグチに事務所へ呼び出された。
しかし、ヒグチの言葉はタケの耳には全く入って来なかった。
そんなタケを見て呆れたヒグチは部屋から出ていってしまう。

そこでタケはヒグチの座っていた机の上であるものを発見する。
それは闇金の会員名簿だった。
会員名簿を手にしたタケはそのまま事務所を後にし、その足で警察署に向かった。

その結果、ヒグチの闇金業者は逮捕されることとなった。
しかし、タケの思いつきのようなその行動は後に大きな不幸を生むことになる。

ヒグチが逮捕された後にタケの自宅は放火にあうのだった。
その家にはまだ娘がいた。
タケが警察にチクリを入れたことにより、タケは家も娘も全てを失ってしまった。

その後自殺をする決意をし、鉄橋から真下を覗いていたタケ。
しかし、結局自殺する勇気もなかったタケは名前も何もかもを捨てて、何もなくなってしまったタケは気付けば詐欺師になっていた。

その後ひょんなことから知り合った入川鉄巳ことテツと組んで詐欺を行うことになる。

ある日、いつものように他人を騙して大金を手にしたタケ達だったが、
二人が住処にしていたアパートが火事になるのだった。
その火事がきっかけでタケはテツに自身の壮絶な過去について話すのだった。

©道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ

住処を失ったタケとテツは荒川方面で新居を探し、一軒家を契約することとなった。
家の契約で大金を使った二人は生活の為、いつものように詐欺行為を行う。

1件目の仕事を終わらせた後2件目のターゲットを見付けた二人。
そのターゲットの男へ詐欺を仕掛けようとした矢先、道を歩いていたターゲットと高校生くらいの女の子、まひろ(能年玲奈)がトラブルとなる。
その様子を見つめるタケとテツだったが、テツはまひろが男の財布を抜いたのを見ていた。
まひろは同業者だったのだ…。

その後財布を盗まれたことに気付いた男は血相を変えてまひろを追い掛ける。
テツは同業者であるまひろを放っておくことが出来ず、タケと二人でまひろを助けることに。

タケの咄嗟の判断で何とかその場を切り抜けることが出来た3人。
その後テツはまひろに様々な質問をした。
まひろの口から出てきた言葉は壮絶なものだった。

  • 今は足立区に住んでいるがもうすぐ追い出される
  • 父は幼い頃に疾走した
  • 母も幼い頃に自殺した

そして、それまで黙っていたタケは重い口を開き、まひろにあることを提案した。
『もし追い出されてどうしようもなくなったらうちに来れば良い。』
タケには脳裏によぎるものがあったのだった…。

そして、このまひろとの出会いをきっかけにタケは思いがけないような体験をしていくことになる。
果たしてタケは何を考えているのか。
これからテツとまひろとタケはどうなっていくのか。

©道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ

この物語の結末は意外なものだった…。

©道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)を見た感想・レビュー

この映画『カラスの親指(by rule of CROW’s thumb)』も超おすすめ映画なので紹介させていただきます!

とにかくキャストが豪華!!
主演は阿部寛なのですが、良い意味で『阿部寛』って感じの演技ですごく良かったです(*´∀`*)
これまで幾つか阿部寛が出演するドラマや映画を見て来ましたが、今回のカラスの親指での役柄もすごく良かったです!

それから、村上ショージの演技がすごく良かったです!
村上ショージといえば吉本のお笑いタレントというイメージが強かったのですが、この映画カラスの親指での演技を見ていて印象が変わりました!
個人的には村上ショージの演技がすごく好きです(^^)

その他にもこの映画の主要な登場人物として能年玲奈(現在はのん)と石原さとみが姉妹役として出演しているのですが、めちゃめちゃ可愛いです(*´∀`*)

©道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ

特に石原さとみの可愛さが尋常じゃないです(*´∀`*)
もう本当に天使のような可愛さでしたね(*´ω`*)

そして、何よりも細部までしっかりと作り込まれている脚本に感動しました!
話の進み方もストーリーの流れもすごく良かったです!
何よりも最後の結末にマジでビックリしました(´・ω・`)
途中に付箋は沢山貼られてるんですけど、正直僕は最後の最後までその伏線に気付かなかったです。
ここ最近観た映画の中では間違いなく一番驚いた結末でした(・o・)

この映画自体が『詐欺』という犯罪行為がテーマになっていますが、
決してシリアスな雰囲気ではなく、どちらかというとやわらかい雰囲気で描かれています。
その中で描かれる人情やヒューマンドラマは見終わった後にほっこりとした気分させられること間違い無しです(*´∀`*)

話の流れが本当にしっかりとしているので、時間を感じることなくあっという間に見終わってしまいます。
この映画を見る前に結末を知ってしまっては面白さが半減してしまうので、決してネタバレなどは調べないようにしてくださいm(_ _)m

まだ『カラスの親指(by rule of CROW’s thumb)』を見たことがないと言う人はPrime VideoやNteflixなどでも視聴できるので、時間がある時に是非見てみてください(^^)/

余計なことなど何も考えずに見れて、かつ見終わった後にほっこり・すっきりとした気持ちにさせてくれるおすすめ映画です(*^^*)

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の見どころ

絶対に想像できない衝撃の結末

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の監督や出演俳優について

映画タイトル

カラスの親指(by rule of CROW's thumb)

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の製作国

  • 日本

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)のジャンル

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)のキャッチコピー

今度は"正義"でダマします。

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)を一言で例えるなら

人間根っこの部分は変わらない

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の公開年

2012年

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の監督

伊藤匡史

映画カラスの親指(by rule of CROW's thumb)の主要キャスト

  • 阿部寛(武沢竹夫)
  • 村上ショージ(入川鉄巳)
  • 石原さとみ(河合やひろ)
  • 能年玲奈(河合まひろ)
  • 小柳友(石屋貫太郎)
  • ベンガル(質屋の店主)
  • ユースケ・サンタマリア(競馬場の客)
  • 戸次重幸(豚々亭のマスター)
  • 古坂大魔王(ノガミ)
  • なだぎ武(馬々亭の店員)
  • 上田耕一(ヒグチの手下)
  • 鶴見辰吾(ヒグチ)

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