hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」

映画『hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」』
©HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD. / 2015 hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」製作委員会

今なお、音楽シーンに多大な影響を与え続けるhideの「音楽」「人間性」「精神世界」を巡った初のドキュメンタリームービー

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映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の予告動画

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」のストーリー(あらすじ)

『カタチのない音楽っつうものに何かこう…雷を打たれまして、そこから私のロックンロール人生が始まってしまったわけなんです。』

©HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD. / 2015 hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」製作委員会

 

1998年5月2日、世界中に衝撃が走った。
X JAPANのギターリストでhide with spread beaverのヴォーカリストであるhideが不慮の事故により亡くなった。
hideは当時、若者を始め様々な世代の人間から絶大な人気を誇るカリスマミュージシャンだった。
そんな彼の死は大きなニュースとなり、テレビではhideを追悼する特別番組なども放送された。

告別式は東京都中央区築地の築地本願寺で行われた。
告別式には著名人史上最高の5万人という多くのファンが集まり、隅田川沿いに3キロ程のファンの列が出来た。
この5万人という数は戦後最大規模で、あの美空ひばりや尾崎豊の告別式よりも多かったといわれている。
『優しいロッカー』と言われていたhideは本当に多くのファンに愛されていたのだった。

告別式にはX JAPANのメンバーが揃い、X JAPANのForever Loveが演奏された。
その後15:40にhideの遺体は築地本願寺から出棺し、そのままhideは永遠の旅に出た。

このドキュメンタリーはhideが永遠の旅に出て17年後に上映されたもの。
hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」は生前のhideを知る人物へのインタビューや生前のhideの映像や肉声を通じて33年というあまりにも短すぎるhideの生涯を振り返りながらhideの作った音楽や優しいロッカーといわれたhideの人間性、そして彼が持っていた独自の精神世界を追っていく物語。
125分という時間の中でhideの33年の生涯が親交のあった人達のインタビューで蘇ります。

これはhideの”ピース”を拾い集める旅

©HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD. / 2015 hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」製作委員会

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」を見た感想・レビュー

この映画【hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」】も超おすすめ映画なので紹介させていただきます!
特にhideというアーティストが好きな人、hideという人物のことが好きだった人、hideの曲が好きな人、hideを知っているといった人には是非見て欲しいです(*゚∀゚)

生前のhideのインタビューをはじめ、かつてhideと親交のあった友人やミュージシャン達にインタビューを行いながらこれまでテレビでは放送されることのなかったhideの様々な一面を見ることが出来ます。

正直に言うと僕はhideのコアなファンではありません(><)
なので、hideの曲を全て知っているというわけではありません。
ただ、hideが好きです。
hideの作った歌詞やメロディー、ギターリフやサウンド、世界観や音楽性、そして何よりも【優しいロッカー】と言われたhideが好きです(^^)

hideを好きになった最初のきっかけはhideの作る”音楽”でした。
はじめは歪んだギターのサウンドに魅力を感じ、次にどこか口ずさみたくなるようなhideの作ったキャッチーなメロディに心を奪われ、hideの作る詩をノートに書き写しその言葉の意味を追い続けました。

僕がこの【hide】というアーティストを知ったのは小学校の6年生の時でした。
当時クラスメイトでX JAPANやhideが大好きだという友達がいて、その友達の口から聞かされるhideの話を聞くたびに段々と気になるようになり、中学生になった時に兄の持っていた【hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜】を借りて初めて【hide】を聴きました。

当時はスピッツがとにかく好きで、スピッツ以外の音楽をほとんど聴いたことがなかったのですが、【hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜】の1曲めに収録されていた【ROCKET DIVE】を聴いて衝撃を受けました。
僕が初めてロックだと感じた音楽はまさしくhideの作った曲でした。

当時僕が好きだったのは【ROCKET DIVE】、【ピンク スパイダー】、【ever free】の3曲。
当時MD(ミニディスク)プレイヤーというカセットプレイヤーの進化版みたいなのが流行っていたのですが、兄から借りたhideの【hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜】をディスクが擦り切れるんじゃないかという程夢中になって聴いていました。
hideの曲には聴けば聴くほど新しい発見がありました。

特にever freeで出てくる歌詞で

  • 『恋に恋した気持ち 無くしちゃって 誰かに聞いてみる。』
  • 『そいで ため息まじりに言いました 』
  • 『”愛って いくらでしょう?”』

というものがあるのですが、当時このような言葉の表現は耳にしたことがなく、hideが作る歌詞にどんどん魅了されていきました。

その後hideの作り出す音楽とその世界観に引き込まれ、インターネットでhideに関することを色々と調べました。
Youtubeではhideの曲のミュージックビデオが出てきたり、ミュージックステーションの特番を録画した映像が出てきたりで、当時知ることのなかった生きているhideの情報が入ってきました。
特にhideのライブ映像や【ROCKET DIVE】、【ピンク スパイダー】などのミュージックビデオはすごく格好良くて、バンドへの憧れのようなものが生まれました。

“インターネット”というツールを使用し、曲だけでは分からなかったhideという人間の人間性を知ることとなりました。
当時X JAPANの中でも絶大な人気を誇ったのがギターリストのhide。
hide曰く『X JAPANでは頭のおかしいギターリストを演じていた』ということでしたが、ただ派手な格好やパフォーマンスをするだけではなく、自身のファンを心から大切にしていたようです。
だからこそhideは多くのファンに愛され、告別式には著名人史上最大の5万人のファンが集まったようです。

hideにはこんなエピソードがあります。
hideがまだX JAPANのギターリストとして精力的に活動をしていた頃、hideはある少女と出会います。
その少女の名前は【貴志真由子】さん。
貴志真由子さんは当時、世界で22例程しかない難病を患っていたそうです。
医師から『成人式まで生きられないかもしれない』と言われる程深刻な病気だったようです。
そんな難病を抱える真由子さんの唯一の心の支えはX JAPANで、中でもhideの大ファンだったとのことです。
病気の影響で言葉さえも自分で発せなくなる程日に日に弱っていく真由子さん。

そんな中、母である和子さんはメイクアウィッシュという団体の存在を知りました。
メイクアウィッシュという「難病に苦しむ子供達の夢を叶えたい」という思いから生まれた支援団体で、そこを通じてhideの事務所に娘の真由子に会って欲しいとお願いするのでした。
当時大人気だったモンスターバンド、X JAPANのギターリストのhide。
当然スケジュールはパンパンの状態でした。

最初の電話でhideの事務所スタッフの方に『こんな忙しい時に無理。そんな時間は取れません。お大事になさってください』と断られたそうです。
しかし、その場にたまたま居たhide。
病気というフレーズが気になったのか、スタッフから電話の内容を聞き、そのやり取りに対して『お前、何様のつもりだよ!母親がどんな気持ちで電話かけてきたと思うんだ!』と激怒し、すぐに折返しの電話を入れて会うことを快諾したようです。

そして、1995年12月31日のX JAPANのコンサートに真由子さんを招待し、そこで初めて顔合わせしたようです。
真由子さんはhideにマフラーのプレゼントを用意していたようで、hideはマフラーを受け取り自身の首へ。
その後すぐに自分が使っているギターにサインを書き真由子さんにプレゼントしていました。
その日も真由子さんや和子さんを連れてライブの打ち上げに参加し、真由子さんのことを『友達』だとみんなに紹介していたようです。

その後も病気の真由子さんの為に手紙やメールを送るhide。
hideに励まされた真由子さんは骨髄移植手術を受けますが、すぐに容態が悪化し、医師からは『もっても2日ほど』と宣告を受けたとのことです。
母の和子さんは最後にhideの声を聴かせてあげたいということで『病室に電話してもらえませんか』とhideにお願いするのだった。
すると、hideは全ての予定をキャンセルし、病院に駆けつけたそうです。
無菌服に着替えたhideは真由子さんを2時間以上もずっと励まし続けました。
その後奇跡的に真由子さんの容態は回復し、危篤状態から抜け出したそうです。

僕がhideの写真を見て最初に感じた印象は『怖そうな人』でした。
しかし、hideのことを調べれば調べるほど怖いという印象はなくなっていきました。

hideは奇抜なことをするだけのミュージシャンではありません。
誰よりもファンを大切にし、相手の気持ちをきちんと理解出来る優しい人です。
そんな【優しいロッカー】と言われたhideに憧れるのと同時に尊敬します。

そして、何よりもhideの音楽性に惹かれました。
当時の日本ではあまり普及していなかったインターネットを通じて様々なの情報を収集したhide。
余談ですが、ピンク スパイダーのスパイダーのモデルはhideらしく、蜘蛛が吐く糸のことをウェブとも呼ぶそうです。

hideが当時構想していたサイボーグロック
今では当たり前のようにパソコンなどの機械を使った
打ち込みと呼ばれるような電子サウンドが曲の中に取り入れられています。
スクリーモやヘヴィロックなどのジャンルでも多く使われていますよね。
あくまで個人的な意見ですが、そんなことを20年も前から考えていたhideのセンスは本当にすごいと思いました。
もし不慮の事故が起きずhideがそのまま音楽活動を続けていたら日本のロックシーンはもっと違った形になっていたかもしれません。
少なくとも今も昔もhideの影響を受けたというアーティストは数多く居ます。

この映画【hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」】からは当時のhideの録画映像や関係者のインタビューを通して、表で目につく部分だけではなく、裏方の努力家のhideを見ることが出来ました。
常にアンテナを張って、新しいものを取り入れ、誰が何と言おうと『良い物は良い』と自分の信念を曲げず、決して妥協しないhideの生き方には人として尊敬します。

個人的には本当に見て良かったと思える素敵なドキュメンタリー映画でした。
映画鑑賞の良いところである疑似体験要素が少ないという理由から、
全くと言っていい程ドキュメンタリー映画を観ない僕ですが、【hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」】は最初から最後まで釘付けでした。
きっとhideが好きだという要因が大きいと思いますが、全体的にテンポも良く、時に泣けて、時に笑えて、そんな素敵なドキュメンタリー映画でした(*゚∀゚)

見終わった後にこれまで知ることのなかったhideを知ることが出来て良かったという充実感。
そして、それと同時に僕がhideを知った、好きになった時にもうhideはこの世に居なかったのだという現実を再認識し、何とも言えない気持ちになってしまいました。

全体を通して一つだけ気になったところをあげるとするのであれば
【VAMPSのK.A.Z 】、【LUNA SEAのSUGIZO】、【X JAPANのTOSHI】のインタビューがなかったことくらいです。
正直この3人がhideをどういう風に語るのかすごく気になっていました(*゚∀゚)

個人的には本当に最高なドキュメンタリー映画でした!
この映画【hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」】はhideのことを好きな人はもちろん、hideのこおを少しでも知っているという人に是非見て欲しいです(^^)/
NetflixやHuluでも視聴出来るのでまだ見ていないという人は是非見てみてください(*^^*)

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の見どころ

これまでhideと深く関わって来た『仲間』の口から出てくる本音などを含めた生の声やそこから見えてくるhideというアーティストの人物像

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の監督や出演俳優について

映画タイトル

hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の製作国

  • 日本

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」のジャンル

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」のキャッチコピー

世界に衝撃が走ったあの日から17年

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の公開年

2015年

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の監督

  • 佐藤太

映画hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」の主要キャスト

  • hide
  • YOSHIKI(from X JAPAN)
  • I.N.A.
  • CUTT
  • Kiyoshi
  • kyo
  • Tetsu
  • J(from LUNA SEA)
  • Shigeru GEESS Kosugi
  • JOE
  • SEXX GEORGE
  • ZEPPET STORE
  • DIE
  • Dynamite Tommy
  • CHIROLYN
  • defspiral
  • PATA(from X JAPAN/Ra:IN)
  • 松本裕士
  • 森重 樹一

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